今日の株価
グリコが若干下落。食料品王手の中でも、最近のグリコの値下がり率は特に大きい。また、円安は追い風。じきに資金が戻ってくるはず。
明治HDも食料品大手だが、医薬品事業の収益が芳しくない(傘下にMeiji Seika ファルマがあり、そこが医薬品事業を担う)。ただそれにしても、ここのところ売られすぎている。
東宝はアジア各国で「君の名は。」が好調。12月に上映される予定の「海賊とよばれた男」と「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」も期待されてるが、それらを観てから判断しても遅くはないか。いずれも書籍はすでに発売されている。
「この世界の片隅に」が好調な東京テアトルは16%高。ななぞうはこのブログで「この世界の片隅に」の批評を書いたが、この映画が一般にこれほど受け入れられるとは思ってもみなかった。
ソニーは中国の工場でストがあったことにより、他の円安株が爆上げする中、出遅れている。PERは45とやや高めだが、VR関連の新製品が期待されてる。
JTはやや上昇するも、ルーブルが若干上がっていることから、上値余地はもう少しあると思われる。ただ、ほかの食料品株が下げている中での逆行高は気がかりなところ。
三菱自動車は若干上昇。買いたいところだが、新興国通貨安が気がかり。しかし、ゴーンが会長に就任して何もやってこないはずはない。良いニュース待ち。
東亜建設とFRONTEOは引き続き下落。
PCデポは引き続き上昇。最近は上へ行こうとしているものの、ここは見送って、下落を待つのが無難だろう。
デファクトスタンダードは底入れか。
マーケットエンタープライズは不透明。PERが高すぎることから、一段の調整が起こってもおかしくない。
ジェネリックも薬価が引き下げられる模様。日医工、沢井製薬、東和薬品、富士製薬工業などの関連株は損切りした方がよいだろう。
今後の注目行事と注意点
12月4日にはオーストリアで大統領選挙、イタリアで国民投票が行われる予定。トランプラリーにより異常な円安ドル高が進んできたが、これらの結果を受けてリスクオフに傾く可能性がある。資金は事前に引き揚げておくのが無難だ。
また米国金利がかなり上昇していることから、米国の12月利上げはすでに織り込まれているものと思われる。したがって、12月15日午前4時(日本時間)に予定されているFOMCの政策金利発表をもって材料出尽くしとなり、円高ドル安方向に調整が行われるだろう。
ななぞうの所有銘柄
JT 300株、シャープ1000株、三菱自動車100株