ヨセフのだいじなコート 70点
「ヨセフのだいじなコート」は発想豊かな切り抜き絵本である。 春、色とりどりの花が咲く畑で、ヨセフはコートを着て七面鳥やガチョウを放牧し...
ななぞうが運営する映画の批評サイトです。あらすじと感想に重大なネタバレは含まれません。
「ヨセフのだいじなコート」は発想豊かな切り抜き絵本である。 春、色とりどりの花が咲く畑で、ヨセフはコートを着て七面鳥やガチョウを放牧し...
ある写真家の生涯を描いた「雪の写真家 ベントレー」は、涙なしには読めない良作である。 その昔、アメリカのある農村に生まれたウィリーは、...
関西弁のセリフが面白い「ちがうねん」は、大人も笑える会心の一作である。 真っ暗な海の底で、帽子をかぶった小さな魚が、後ろを気にしながら...
「かようびのよる」は妄想を具現化したような作品で、発想は面白かったが、全体的にやや物足りない。 火曜日の夕方、沼地に浮かぶ流木の上に亀...
『急行「北極号」』は、物語に特段の工夫が見られない、期待はずれな作品である。 少年はクリスマス・イブの夜中、ベッドに横たわっていた。夜...
「よるのいえ」は独特な詩と目の錯覚を利用して、絵本の中に読者を連れ込む。 少女は鍵を渡される。その鍵を使って、共に帰宅した家族のために...
風船ガムのような色合いが鮮やかな「バックルさんとめいけんグロリア」は、意外にも安定感のある友情物語である。 警察官のバックルは、事故を...
なにかをやってくれるから、みんなあなたが大好き。「サムは けっして わすれません」はそんな世知辛い大人の世界を子供向けに描いた作品である。 ...
「おじいさんの旅」は、ただ淡々と1人の日本人の生涯と彼の望郷の念を描いた、自伝的作品である。 戦前の日本に生まれた祖父は、広い世界を見...
眠れない孫への愛情に満ちた「あすは きっと」であるが、教育上多くのことは望めない。 夜、眠れない子供に本書は語りかける。今は夜だね、他...