きょうは よいてんき 75点
アルメニア民話を基にした「きょうは よいてんき」は、その牧歌的な題名からは想像しがたい切実な話である。 今日はよい天気。大きな森の向こ...
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アルメニア民話を基にした「きょうは よいてんき」は、その牧歌的な題名からは想像しがたい切実な話である。 今日はよい天気。大きな森の向こ...
「空とぶ船と世界一のばか」は「X-MEN」に似たロシアの昔話だが、話の流れはあまりに単調である。 昔、ある村に年寄りの夫婦がいて、息子...
「木を植えた男」は、絵はフランス風で美しいが、宗教色が強く、フィクションとは思えないほど説教臭い。 人々を深く思いやる優れた人格者の行...
「100万回生きたねこ」は構成に優れた作品である。 100万年も死なない猫がいた。100万回も死んで、100万回も生きたのだ。立派なト...
「にぐるま ひいて」は地味ながらも美しい作品である。 木々も鮮やかに色づく10月、落ち葉散る木の下で、父親は荷車に牛をつないだ。それか...
ディズニー・アニメの一場面のような「はなうたウサギさん」は、構成に優れており、発想が豊かで前向だ。 ウサギときたら、いつだって鼻歌交じ...
「まんまる おつきさまを おいかけて」は、物足りないが、上手くまとまっている。 今夜は、まんまるお月様が出ている。空を見上げて、子猫は...
「ローベルおじさんのどうぶつものがたり」は、動物たちを主役とする20の短編からなる作品である。それらの短編の中には物足りないものもあるが、特...
「どうして カは みみのそばで ぶんぶんいうの?」を読むと、西アフリカの先人たちの優れた発想に驚かされる。 ある朝、イグワナが水たまり...
「ごんぎつね」では、狐があまりに都合良く描かれるため、最終場面がやや嘘っぽく感じられてしまう。 昔、ごん狐という狐がいた。ごんは一人ぼ...